UNIDO第19会期総会が開催されました

令和3年12月3日
11月29日から12月3日にかけて、UNIDO第19会期総会が開催され、次期2か年(2022-2023年)の計画・予算が採択されたほか、一般討論では、新型コロナウイルス感染症への対応、アフリカ産業開発の10年(IDDA III)に係る取組、エネルギー・環境をはじめとする様々な分野におけるUNIDOの活動に関し、各国のステートメントが行われました。また、7月の産業開発理事会による勧告を受け、ゲルト・ミュラー(Dr. Gerhard Gerd Müller)独経済・開発協力大臣が次期事務局長に選任されました。
 

 
我が国は、引原毅大使がステートメントを行い、UNIDOをSDGs達成における重要なプレーヤーと位置付けて率いてきた李事務局長の下で強化・拡大された日本とUNIDOの協力について紹介し、この協力で得られた知識・経験を共有することでその効果をスケールアップさせる決意を述べました。さらに、コロナ禍からのより良い復興を目指す中でUNIDOの舵取りを行うミュラー新事務局長への期待を述べました。
 

 
第5回ドナー会合には、在南アフリカ日本国大使館の丸山則夫大使がパネリストとして出席し、2019年のG20大阪サミットで共有された大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの実現への寄与が見込まれる南アフリカにおける海洋プラスチックごみ対策プロジェクトに関し、実施をリードするUNIDOへの期待や、このプロジェクトの成果を踏まえた将来の展望について述べました。
 
 
 
このほか、「より良い未来の構築」に向けた各種イベントが行われました。
 
また、今総会を最後に8年の任期を終えて退任される李事務局長に向け、各国から送別の辞が述べられました。


 
なお、全体会合では、引原毅大使が副議長を務め、我が国として議事運営に貢献しました。