UNIDOとの共催により日本拠出プロジェクトのキックオフ・セレモニーを開催

令和8年2月25日


 2月25日、ウィーン国際センター(VIC)において、在ウィーン国際機関日本政府代表部と国際連合工業開発機関(UNIDO)は、日本政府の拠出によるプロジェクトのキックオフ・セレモニーを開催しました。本セレモニーはハイブリッド形式で開催され、各国大使、UNIDO関係者、プロジェクト担当者等が参加しました。
 
 冒頭、ミュラーUNIDO事務局長は、飢餓が拡大する一方、開発資金は減少しており、産業開発は強靭性確保のための重要な手段である旨強調するとともに、日本による長年の支援に謝意を表明しました。
 海部大使は、新たに実施される6件のプロジェクトが飢餓撲滅等、UNIDOの優先事項に合致していること、特にガンビアの案件はUNIDOと国連宇宙部(UNOOSA)の連携の象徴であること、ウクライナ復興支援事業やグローバルサウス向け事業により対象国で日本企業の参画がもたらされることを述べつつ、事業の可視性確保と社会への好影響の必要性を指摘し、引き続きUNIDOとのパートナーシップを深める考えを表明しました。
 続いて、UNIDOのプロジェクトマネージャーらから、令和7年度補正予算の拠出により新たに実施される6件のプロジェクトの概要及び期待される成果について説明が行われました。また、安永UNIDO事務次長及び足立ITPO東京所長から、ウクライナ復興支援事業及びグローバルサウス向け事業の進捗が各々説明されました。
 
 本セレモニーには、ウクライナ、南アフリカ、タイ、ケニア、ガンビア、モーリシャス、インドの大使及び関係者が参加し、食料安全保障の強化、気候変動への対応、技術移転や人材育成、難民支援の自立支援への転換などの観点から、日本とUNIDOの協力に対する高い評価と謝意が示されました。
 
 日本は、UNIDOにとって最大のドナーであり、長年にわたり産業開発を通じ、包摂的で持続可能な開発の実現に貢献してきました。今後も、日本はUNIDOとの連携を強化し、国際社会の課題解決に向けた取組を推進していきます。
 
【プロジェクト一覧】
・モーリシャス:モーリシャスにおけるプラスチックの循環経済推進支援
・エチオピア:エチオピアにおける農業機械の技能向上プロジェクト
・ジブチ:ジブチにおける水産業バリューチェーン強化を通じた食料安全保障の向上
・ガンビア:分散型冷蔵ハブを通じたガンビアにおけるレジリエンス強化事業
・ケニア:トゥルカナの難民受け入れコミュニティにおける経済的自立化にむけた緊急スキル開発支援
・タイ:タイ北部・ミャンマー国境地域における統合されたヒ素管理によるヒ素除去
 
【関連リンク】
UNIDOプレスリリース:https://www.unido.org/news/unido-and-japan-mark-launch-six-new-projects-kick-ceremony-vienna