北野大使(第26会期犯罪防止刑事司法委員会議長)による国連経済社会理事会(ECOSOC)でのプレゼンテーション等
平成29年7月7日
7月6日,当代表部北野大使は,第26会期犯罪防止刑事司法委員会(CCPCJ)議長として,経済社会理事会調整運営会合(ニューヨークの国連本部において開催。)に出席し,会議の冒頭において,第26会期CCPCJにおける議論の概要や採択された決議の内容についてのプレゼンテーションを行いました。北野大使のプレゼンテーションに引き続き,CCPCJ決議のうち,経済社会理事会において採択される必要があるものにつき,審議・採択が行われ,我が国において開催される2020年犯罪防止刑事司法コングレスの議題等を含むすべての決議案が採択されました。

翌7日,北野大使は,経済社会理事会の他の機能委員会である麻薬委員会,統計委員会,女性の地位委員会の議長とともに,ジェンダーに関する各機関の取組についてのラウンドテーブルに参加しました。北野大使からは,犯罪防止刑事司法の分野における女性につき,(1)被害者としての女性(家庭内暴力などの女性に対する暴力の防止に関する議論,女性が被害者の大部分を占める人身取引問題への対処に関する議論など),(2)加害者としての女性(女性受刑者の処遇における特別な配慮に関する議論など),(3)変化を可能にするものとしての女性(女性警察官の増員や法執行機関における女性の管理職の増加による,性犯罪をはじめとする犯罪捜査能力の向上など)といった観点につきプレゼンテーションを行いました。
