放射性物質の輸送に関する沿岸国・輸送国の非公式対話年次会合の開催について

平成28年9月29日
9月29日、放射性物質の輸送に関する沿岸国・輸送国の非公式対話に係る年次会合が、IAEA総会期間中にウィーンで開催され、我が国から北野充在ウィーン国際機関日本政府代表部大使が、ポルトガル代表部大使と共に共同議長として出席しました。概要は以下の通りです。


1.冒頭、北野大使より、沿岸国と輸送国の信頼醸成と理解促進に貢献する同対話の重要性について改めて言及するとともに、各参加国、関係機関の対話の下での活動への協力への感謝を述べました。また、ポルトガル大使より、新議長としての決意が述べられました。
 
2.過去1年間の非公式対話の活動報告において、我が国より、本年7月に英国で行われた放射性物質の輸送船訪問の概要やアウトリーチ活動等を報告しました。各国からは、過去一年間、多くの具体的な成果が挙げられたことへの歓迎の声が表明されました。
 
3.今後の1年間(2016~2017)の活動指針についても議論が行われ、放射性物資の輸送に係る机上訓練の実施等について合意されました。
 
4.また、今回の年次会合において、我が国から、本対話の議長国をポルトガルに、輸送国側の調整国を、英国に引き継ぎました。