知久建美(法務対外関係局調整官)さんへのインタビュー

2017/2/6
CTBTOに勤務することとなった経緯や動機について
 
前職は宇宙航空研究開発機構(JAXA)国際部参事で、アジア地域宇宙協力推進を主に担当していました。JAXA以前は国連宇宙部国連宇宙空間平和利用委員会事務局担当課長としてウィーンに勤務していました。その際お会いした当時の国連ウィーン事務局局長より、キャリア形成の一環として宇宙分野以外での幹部職の経験も積むようご助言頂いたことがCTBTOに応募することになったきっかけです。
 
CTBTOでの仕事内容について
 
CTBTOでは法務・対外関係局の調整官として局長を補佐し、局内の人事・予算等行財政諸業務、他局及び局内4課間の調整諸業務を担当しています。国連宇宙部在籍中に同様の業務を担当していたこともあり、当時の実務経験が役立っています。
 
CTBTOでの仕事の魅力ややりがいについて
 
CTBTOでの魅力は、外交官、軍縮政策分野・関連科学技術分野の専門家・幹部として経験が長い世界各国の方々と同僚として一緒に仕事が出来る事です。様々な経歴・文化の違いを越え、CTBT発効というひとつの大きな目標に向けて日々の業務を通じて力を合わせていることも大きな魅力のひとつです。
 
CTBTOでの仕事で印象的だった出来事や思い出について
 
昨年2016年は一連のCTBT採択20周年関連行事に加え、二度にわたる北朝鮮核実験の対応もあり、思い出深い年となりました。特に6月の閣僚会議は、開催直前まで閣僚及びその他高官の出席状況が目まぐるしく変わって会議準備・参加者対応に係る詳細が確定できないうえ、サイド・イベントも数多く、連日・連夜スタッフ全員が一丸となって対応せざるを得ませんでした。昨年を無事乗り切って得られたものは、何があっても一丸となって力を合わせればやり遂げられる、という同僚への信頼、それに基づく絆と友情です。
 
日本人としてCTBTOに勤務して良かったこと
 
日本政府高官があらゆる場面でCTBTO支援を繰り返し表明し、日本がCTBT発効促進会議共同議長国を務めるなど、日本政府がCTBTOに高い関心を示しているなか、日本人としてここに勤務できたことを大変光栄に思います。
 
ウィーンでの生活の印象について
 
一度はピアニストになることを目指したこともあり、私のように音楽に関心がある方にとっては、様々な音楽鑑賞機会に溢れる素晴らしい街です。交通機関も充実しており、街も小規模でどこに行くにもそれほど時間もかからず、治安も悪くないので、とても住みやすい街といえます。また、水・パン・野菜・果物といった基本的な食料品の質も高いように感じます。