第4回UNIDOドナー会合の開催

平成29年11月28日
11月28日,第17会期UNIDO総会において,第4回ドナー会合が開催されました。今回は3つのセッションで構成されており,冒頭のセッションでは,「日本-UNIDOパートナーシップ」がテーマとされ,日本が拠出している,アフリカにおける低炭素・低排出クリーンエネルギー技術移転(LCET)プログラム,北レバノン県における家具製造業を通じたホスト・コミュニティの生計向上プログラムについて,それぞれ「技術移転(Technology transfer)」の側面に焦点を当てつつ,事業の概要やその成果等が紹介されました。
本セッション冒頭で上映されたムービー(※下記リンクご参照)では,当代表部北野充特命全権大使が,UNIDOの産業開発に向けた取組は,途上国の経済成長のみならずより広い重要性を持つこと,また,日本の産業開発支援が,「人間の安全保障(Human Security)」及び「人道と開発の連携(Humanitarian-Development Nexus)」の理念を重視していることを紹介しました。
本セッションには,経済産業省の栗本聡技術・人材協力課長及び在レバノン日本国大使館の和田光宏一等書記官がパネリストとして出席しました。栗本課長は,LCETプログラムに関し,地元政府や研究機関との協働に加え,地元コミュニティを巻き込み積極的に参画させることが,本プログラム成功の鍵であることを説明しました。和田書記官は,北レバノンでの家具製造業を通じた人道支援プロジェクトについて,長期的な社会の安定の観点からは「人道と開発の連携」が重要であることを強調し,本プロジェクトを通じて多くの若者・女性が職業訓練の機会を得られたこと等,現場での目に見える成果を評価しました。
 
リンク
 
ビデオ: Japan-UNIDO partnership - Fostering technology transfer towards achieving the SDGs https://www.youtube.com/watch?v=KevjK6tVyqg&feature=youtu.be
 
UNIDO twitter
https://twitter.com/UNIDO/status/935501992377704449
https://twitter.com/UNIDO/status/935494502491611137
 
UNIDO 第4回ドナー会合ホームページ
https://www.unido.org/gc17/dm4