北野ウィーン代表部大使のカザフスタン出張概要

平成28年9月8日
1 8月27日~31日、北野充ウィーン代表部大使は、CTBT発効促進共同調整国の代表として国際会議「核兵器のない世界の構築」に参加するため、カザフスタンに出張しました。
 
2 29日に同国首都のアスタナで行われた同国際会議では、ナザルバエフ・カザフスタン大統領出席の下、核兵器のない世界の実現に向けて、各国代表、国際機関代表、NGO代表等が核軍縮・不拡散の方途について議論を行いました。また、同会議の機会に、北野大使は、ゼルボCTBTO事務局長、ダナパラ・パグウォッシュ会議議長との会談を実施し、CTBTの発効促進に向けた取組について意見交換を行いました。
 
3 30日には、カザフスタン国立原子力センター、セミパラチンスク核実験場博物館を訪問し、さらに、同実験場跡地内にあり、1949年8月にソ連による最初の核実験の爆心地となったグラウンドゼロを視察しました。
同実験場では、ソ連によって実施された核実験計715回のうち、その半数以上の456回が実施されており、日本の協力の下、放射線の影響への対処や非核化の取組が進められてきました。こうした分野をはじめとして日・カザフスタンの協力関係が強化され、両国の連帯感が深められています。