プレTICAD7イベントの開催(日本政府,UNIDO, AU委員会共催)

令和元年7月4日
 

 

7月4日,ウィーン国際センター(VIC)において,日本,UNIDO及びAU委員会の共催で,プレTICAD7イベント「アフリカの包摂的で持続可能な産業化のための日本との連携(Partnering with Japan for Africa’s inclusive and sustainable industrialization )」が開催されました。同イベントは,本年8月に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)のパートナー事業です。
 
同イベントには,ニジェールのMalam Zaneidou産業大臣のほか,アフリカ諸国や開発援助機関から,アフリカの産業開発のため活躍する著名人がパネリストとして参加しました。我が国からは,紀谷昌彦TICAD大使がプレゼンテーションを行ったほか,JICA,JETROや民間企業からもパネリストが参加しました。フロアにも,ウィーン及びジュネーブに所在する各国代表部,国際機関,NGO,民間企業,大学等から200人を超える参加があり,パネリストらとの間で,活発な討議が行われました。
 
オープニング・セッションでは,北野充在ウィーン代表部大使が挨拶し,TICADプロセス及びアフリカの産業開発に係る日・UNIDOの協力について紹介し,「TICAD開催年である本年,ここウィーンでも,UNIDOと協力したアフリカ産業開発の促進について議論を深めたい」と述べました。ナミビア代表部のKruger大使は,アフリカ諸国を代表し,TICADプロセスがアフリカの発展に大きく寄与してきたことに触れ,「次は,技術移転及び人材育成への投資をいかに拡大するかにつき検討が必要」として,TICAD7への期待を表明しました。李勇UNIDO事務局長は,UNIDOがTICADの長年にわたるパートナーであるとともに,国連の「アフリカ産業開発の10年(IDDA III)」の実施リード機関であることに触れ,TICADプロセスとIDDA IIIの間の相乗効果によって,アフリカにおける両プロセスのスケールアップにつなげていくと述べました。
 
紀谷TICAD大使は,「TICAD7は,アフリカの人々を中心に,すべてのパートナーがアフリカの優先事項をサポートする,ダイナミックな連携のフレームワークである」とし,TICAD7が,開発を推進する重要な要素であるビジネス,投資,イノベーションにフォーカスし,民間セクターとの連携を一層強化することを紹介しました。
 
 
【参考】
本イベントに関するページ(UNIDO)
https://www.unido.org/events/pre-ticad7-event-vienna
 
TICAD7ホームページ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/ticad7/index.html