UNIDOとの協力:日本企業の技術を活用した12か国へのコロナウイルス等感染症対策支援(4.32億円)
令和2年11月12日
日本政府が、国連工業開発機関(UNIDO) と協力して実施しているプロジェクト(4.32億円)において、 アジアとアフリカの計12か国に対し、 日本企業13社の技術を活用し、 コロナウイルス等感染症対策を支援することが発表されました。 本プロジェクトでは、消毒液製造、衛生的な水の供給、 医療廃棄器物の安全な処理など、 日本の企業が持つ様々な関連技術を途上国に移転し、 コロナウイルス等の感染症への対策をサポートします。
この13社は、UNIDOと日本の協力で設置されたUNIDO投 資・技術移転促進東京事務所(UNIDO東京事務所)が運営する「サステナブル技術普及プラットフォーム(STe PP)」に技術を登録した企業から、UNIDO東京事務所によって募集、 選出され、対象国が選定されました。
コロナウイルス感染症は、 国際社会全体における人間の安全保障上の危機であり、 途上国での感染拡大を防ぐためには、国際機関、 各国政府のみならず、 民間の力と技術を動員していくことが重要です。UNIDOは、 産業化の促進による途上国等の開発を使命とし、日本政府は、 民間企業と途上国を結びつけるUNIDOの機能を重視しています 。本プロジェクトが、 優れた技術をもつ13社もの日本企業の協力を得て、日本政府、U NIDOと民間企業の連携によって迅速に実施され、 途上国における感染拡大防止の後押しとなることを期待します。
<実証・技術移転対象国、企業名、対象技術一覧>
(UNIDO東京事務所ホームページを参照(リンクは以下))
【リンク】
UNIDO東京事務所プレスリリース:
http://www.unido.or.jp/news/9579/
UNIDO本部プレスリリース(英語):
https://www.unido.org/news/japanese-technology-fight-covid-19-africa-and-asia
この13社は、UNIDOと日本の協力で設置されたUNIDO投
コロナウイルス感染症は、
<実証・技術移転対象国、企業名、対象技術一覧>
実証・技術移転対象国 | 企業名(本社所在地) | 技術 |
インド | Jトップ株式会社(大阪) | 浄水器 |
インドネシア | 株式会社光と風の研究所(東京) | 消毒液 |
ケニア | 株式会社キンセイ産業(群馬) TSP太陽株式会社(東京) 丸昌産業株式会社(栃木) |
医療廃棄物焼却炉 移動式診察設備 抗菌塗装 |
マダガスカル | 中和機工株式会社(東京) | 医療廃棄物焼却炉 |
モンゴル | 丸昌産業株式会社(栃木) | 抗菌塗装 |
モロッコ | 日之出産業株式会社(神奈川) | 生活排水処理施設 |
ミャンマー | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社(東京) | 地下水ろ過設備 |
ネパール | 丸昌産業株式会社(栃木) | 抗菌塗装 |
ナイジェリア | 株式会社テクノメディカ(神奈川) | 血液検査装置 |
セネガル | 中和機工株式会社(東京) テリオステック株式会社(東京) |
医療廃棄物焼却炉 消毒液 |
ベトナム | AGC株式会社(東京) 株式会社トロムソ(広島) |
食品工場用電解水 浄水器 |
セネガル | テリオステック株式会社(東京) | 消毒液 |
ベトナム | 株式会社トロムソ(広島) | 浄水器 |
ウガンダ | サラヤ株式会社(大阪) | 消毒液製造プロセス自動化 |
【リンク】
UNIDO東京事務所プレスリリース:
http://www.unido.or.jp/news/9579/
UNIDO本部プレスリリース(英語):
https://www.unido.org/news/japanese-technology-fight-covid-19-africa-and-asia