平成30年度補正予算によるUNODCを経由した支援(約25.4百万ドル)
平成31年3月27日

日本政府は、平成30年度補正予算により、UNODCに対し、テロ・暴力的過激主義対策、国際組織犯罪対策、麻薬対策への支援のため、総額約25百万ドルを拠出することを決定しました(アジアのテロ対策支援:約17百万ドル、アフガニスタン及び周辺国支援:約5百万ドル、中東・北アフリカ支援:約2百万ドル、サブサハラアフリカ支援:約1百万ドル)。
これに関し、3月27日、北野大使よりフェドートフUNODC事務局長に対し今般の拠出を通知する口上書を手渡しました。
日本が重点的に支援するアジア地域テロ対策は、引き続き国際社会の大きな責務であり、日本にとっても優先的な課題の一つです。
また、UNODCを通じてロシアと協力して実施している「アフガニスタンの麻薬探知犬プロジェクト」は、国際的な問題となっているアフガニスタンにおける麻薬問題に対応するための取組であり、着実な進展を期待しています。
北野大使は、「これらの分野におけるUNODCの実績を高く評価しており、今後の日UNODC協力の展開を期待している。日本としては、引き続きUNODCとの効果的な協力関係を発展させていきたい」旨述べ、これに対し、フェドートフ事務局長からは、「日本は主要ドナーの一つ。UNODCに対する支援に深く感謝する。日本からの拠出を確実に活用し、期待に応えたい。」と応じました。