「日・UNODC共同行動計画」の改定

平成28年10月7日
10月7日,北野大使はフェドートフUNODC事務局長(Mr. Yury Viktorovich Fedotov, Executive Director of the United Nations Office on Drugs and Crime)を往訪し,外務省の石兼公博総合外交政策局長の署名を得ている,改定された「日・UNODC共同行動計画」にフェドートフ事務局長の署名を得て,「日・UNODC共同行動計画」の改定手続を終えました。
 
本年は,我が国が主催したG7,8月のアフリカでの初の開催となったTICADVI,18年振りに開催された国連麻薬特別総会など一つの節目となる大きな国際会議が開催され,テロ対策,腐敗対策、麻薬対策等が大きく取り上げられました。
 
今回の改定は,こうした流れの中で,本年6月に石兼局長とフェドートフ事務局長との間で開催した第3回日・UNODC戦略政策対話の際の議論を踏まえ,今後の日・UNODC協力の重点地域,重点分野について更新したものです。
 
特に,中東・アフリカ地域のテロの脅威がアジアにも拡大しつつある中,我が国は,中東・アフリカのみならずアジアにおけるテロ及び暴力的過激主義対策の重要性を強調し, 我が国の安全にも直結するこの分野で,UNODCと連携・協力していく旨がしっかりと明記されました。
 
UNODCは,テロ,組織犯罪,麻薬等のグローバリゼーションの「負」の側面に主導的に取り組む最も主要な国連機関の一つであり,日本の戦略的パートナーです。我が国としては,今回の改定も踏まえて,UNODCとより緊密に連携し,着実に対応していく所存です。
 
 
日・UNODC共同行動計画(改定版)(英文)(PDF)
日・UNODC共同行動計画(改定版)(仮訳)(PDF)