第60会期麻薬委員会の開催について
平成29年3月17日


1 3月13日から17日まで、ウィーンにおいて第60会期麻薬委員会(CND)が開催され、世界の薬物問題に関するUNODCの活用や各国の取組等について議論が行われました。
2 今会期は、昨年4月にニューヨークで開催された国連麻薬特別総会後の初めての麻薬委員会であったため、同総会の成果文書の各国の実施状況に大きな関心が寄せられる会期となりました。
3 また、今会期の麻薬委員会においては、2009年の麻薬委員会で採択された政治宣言及び行動計画のターゲット年である2019年の麻薬委員会に向けた準備についても議論が行われ、その結果、2019年の麻薬委員会において、世界の薬物問題に対する取組状況を確認するためのハイレベル(閣僚級)セグメントを追加的に設けることが決定されました。
4 会期の冒頭討論においては、我が国からは、北野大使が、我が国の麻薬問題に対する取組やUNODCを通じた貢献についてステートメントを行い、続いて行われたUNODCの行財政に関する討論においては、三宅公使参事官が、我が国の考えにつきステートメントを行いました。
5 今会期、我が国はペルー、タイ等とともに、代替開発に関する国連原則の普及を促進する決議の共同提案国になるとともに、ロシア等とともに、訓練を通じた違法薬物取締能力の強化に関する決議の共同提案国になりました。これらの決議を含め、今会期では合計12本の決議及び決定が採択され、会議は盛況のうちに終了しました。
6 また、会期中は、各国及びNGO等による多くのサイドイベントが開催されました。我が国はオーストラリア等とともに、メタンフェタミン等の合成薬物対策に関するサイドイベントを開催し、警察庁より我が国の覚醒剤及び危険ドラッグ(New Psychoactive Substances)に関する取締状況についてプレゼンテーションを行いました。
2 今会期は、昨年4月にニューヨークで開催された国連麻薬特別総会後の初めての麻薬委員会であったため、同総会の成果文書の各国の実施状況に大きな関心が寄せられる会期となりました。
3 また、今会期の麻薬委員会においては、2009年の麻薬委員会で採択された政治宣言及び行動計画のターゲット年である2019年の麻薬委員会に向けた準備についても議論が行われ、その結果、2019年の麻薬委員会において、世界の薬物問題に対する取組状況を確認するためのハイレベル(閣僚級)セグメントを追加的に設けることが決定されました。
4 会期の冒頭討論においては、我が国からは、北野大使が、我が国の麻薬問題に対する取組やUNODCを通じた貢献についてステートメントを行い、続いて行われたUNODCの行財政に関する討論においては、三宅公使参事官が、我が国の考えにつきステートメントを行いました。
5 今会期、我が国はペルー、タイ等とともに、代替開発に関する国連原則の普及を促進する決議の共同提案国になるとともに、ロシア等とともに、訓練を通じた違法薬物取締能力の強化に関する決議の共同提案国になりました。これらの決議を含め、今会期では合計12本の決議及び決定が採択され、会議は盛況のうちに終了しました。
6 また、会期中は、各国及びNGO等による多くのサイドイベントが開催されました。我が国はオーストラリア等とともに、メタンフェタミン等の合成薬物対策に関するサイドイベントを開催し、警察庁より我が国の覚醒剤及び危険ドラッグ(New Psychoactive Substances)に関する取締状況についてプレゼンテーションを行いました。