UNIDO第46会期産業開発理事会(IDB)が開催されました

平成30年11月28日
11月26日から28日にかけて,国連工業開発機関(UNIDO)の第46会期産業開発理事会(IDB)が開催され,UNIDOの2017年の活動や財政及びマネジメントの状況・課題等に係る報告が行われると共に,国連開発システム改革へのUNIDOの取り組み,「第3次アフリカ産業開発の10年(IDDA III)」へのUNIDOの取り組み等について,加盟国による活発な議論が行われました。
我が国は,26日,北野大使がステートメントを行い,2030アジェンダの持続可能な開発目標(SDGs)推進等におけるUNIDOに対する国際社会からの期待が益々高まっている中,我が国とUNIDOとのパートナーシップも,民間セクターとの協力強化,大学等との関係構築など,多様な進展を遂げている旨を紹介し,来年我が国が開催する第7回アフリカ開発会議(TICAD7)及びG20に向け,日UNIDO協力が一層強化することへの期待を述べました。また,国際社会の期待に応えるため,UNIDOの堅実な財政基盤と組織マネジメントの改善・強化が重要であることを指摘するとともに,明年から実施される国連開発システム改革においてUNIDOが適切に役割を果たせるよう,積極的に関与し,また加盟国との対話を強化することの重要性を指摘しました。
 
3日間にわたる真摯な議論を経て,28日,すべての議事を了し,加盟国のコンセンサスによって決定案が採択されました。