パネル展示イベント「日UNIDO協力:アフリカの未来のための連携」の開催

平成31年3月25日
 3月25日から29日にかけて,ウィーン国際センター(VIC)ロトンダ広場において,日本とUNIDOの共催で,パネル展示イベント「日UNIDO協力:アフリカの未来のための連携(Japan-UNIDO Cooperation: Partnering for Africa’s future)」が開催されています。
 
 同イベントは,本年8月に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)のパートナー事業です。アフリカ諸国の産業開発のため実施されてきた日本とUNIDOの緊密な協力が,24枚のパネルを用いて紹介されています。


       


 25日には,オープニング・イベントが催され,在ウィーンの各国代表部や国際機関から約100名が参加しました。当代表部北野大使からは,日本が,「アフリカのオーナーシップ」と「国際社会のパートナーシップ」の重要性を強調しつつ,アフリカの産業開発に向け,TICADプロセスを含め活発にアフリカと協力していること,UNIDOを通じても,「人間の安全保障」,「気候変動・再生可能エネルギー」及び「投資と技術移転」等の分野で,多くの実績を上げてきたことを紹介し,「アフリカの産業開発は,我々の共通の目標であり共通の未来である」として,本展示イベントが,アフリカの産業開発のための議論を高めることを期待する旨を述べました。
 
 
次いで,UNIDOのアフリカ・グループを代表し,ナイジェリア代表部のヴィヴィアン・オケケ大使(H.E. Ambassador Vivian Okeke)から,我が国のアフリカ開発に向けたコミットメントに対する深い謝意が述べられました。また,本パネル展示イベントが「技術的専門家や実務家にとって,アフリカの速やかな産業化のためのイノベーティブなプロジェクトを見いだす機会となることを期待する」と述べました。
 
 李勇UNIDO事務局長は,ビデオメッセージの中で, UNIDOがリードする「第3次アフリカ産業開発の十年(IDDA3)」とTICADの連携に触れ,TICAD7に向けて一層協力をしていく旨述べました。また,国吉浩事務局次長は,日本は桜の季節であることに触れ,「桜は春と成長の始まりのシンボル。日UNIDO協力が花開き,実を結ぶことを期待する」と述べました。


       


 また,このほかにも,本展示イベントのマージンにおいて,UNIDO東京事務所(ITPO東京)の活動を紹介する対加盟国ブリーフィング(25日午後),我が国拠出によるUNIDO事業「低炭素・低排出クリーンエネルギー技術移転(LCET)プログラム」に関するラウンドテーブル(25日午後),日本企業とUNIDOプロジェクトマネージャーらとのインフォメーションセッション(26日)等のイベントが開催され,我が国とUNIDOの多様な協力がハイライトされる機会となりました。


       


【参考】
UNIDOプレスリリース
https://www.unido.org/news/partnering-africas-future-exhibition-unido-japan-cooperation

TICAD7ホームページ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/ticad7/index.html

TICAD7パートナー事業・イベントカレンダー
https://www.mofa.go.jp/mofaj/afr/af2/page25_001737.html