「宇宙と持続可能な開発:災害リスク軽減における宇宙技術が果たす役割」 セミナーの開催について

平成27年2月9日
2015年2月9日,当地で開催された国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)科学技術小委員会第52会期の機会に,我が国の外務省主催により,「宇宙と持続可能な開発:災害リスク軽減における宇宙技術が果たす役割」と題したセミナーをウィーン国際会議場(VIC)で開催しました。我が国がCOPUOSの機会に「宇宙と持続可能な開発」をテーマとしたセミナーを開催するのは,昨年に続き3回目です。
 

向井千秋JAXA特任参与の司会のもと,北野充大使による開会挨拶に続き,ファン・カルロス・ヴィラグラン国連宇宙部UNSPIDERボン事務所長,中尾武史ADRC主任研究員,ステファノ・サルヴィGEOスーパーサイト調査委員会議長,レナト・U・ソリダム・Jrフィリピン地震火山研究所長,V・K・ダドワールISRO国立リモート・センシング・センター長から,本年3月に我が国で開催される第3回国連防災世界会議に先立ち,衛星画像を始めとする宇宙技術・アプリケーションが災害リスク軽減に如何なる役割を果たすかについて講演を行い,活発な質疑応答が行われました。
 

 堀川康JAXA技術参与(COPUOS前議長)から,本セミナーの総括として,宇宙技術及び研究が,今後,災害管理及び災害リスク軽減の分野でますます活用されることへの期待を示しつつ,ポスト2015年開発アジェンダや持続可能な開発目標(SDGs)の検討プロセスにCOPUOSが貢献していくことの重要性を述べました。
 

セミナー開催後,外務省主催によるレセプションを開催しました。