「宇宙と持続可能な開発:持続可能な開発のための衛星データを利用した日本の開発援助」セミナーの開催について
平成25年2月13日

2013年2月13日,当地で開催された国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)科学技術小委員会第50会期の機会に,外務省,独立行政法人国際協力機構(JICA),独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共催により,「宇宙と持続可能な開発:持続可能な開発のための衛星データを利用した日本の開発援助」と題したセミナーをウィーン国際会議場(VIC)で開催しました。
小澤俊朗大使による開会挨拶に続き,芦野誠JICA経済基盤開発部参事役,倉崎高明JAXA総務部長,エリック・カマラ「開発のための資源地図地域センター(RCMRD)」専門官から,我が国の陸域観測技術衛星「だいち」のデータが,アジア,東欧,アフリカ地域において,政府開発援助(ODA)を用いた地形図作成プロジェクトに活用されている状況について講演を行いました。
本セミナーの司会を務めた堀川康外務省参与(COPUOS議長)は,総括として,衛星データが持続可能な開発のために有効な役割を果たしていることに触れつつ,「開発援助機関,宇宙機関,利用機関の連携は重要であり,ポスト2015年開発アジェンダの検討プロセスにおいて,我が国の経験を各国といっそう共有していきたい」と述べました。
セミナー開催後,小澤俊朗大使主催によるレセプションを開催しました。会場では,「だいち」による地形図等を紹介したポスター展示を行いました。