「宇宙と持続可能な開発:宇宙技術・研究による国際保健への貢献」セミナーの開催について

平成26年2月18日
2014年2月18日,当地で開催された国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)科学技術小委員会第51会期の機会に,我が国の外務省及び世界保健機関(WHO)の共催により,「宇宙と持続可能な開発:宇宙技術・研究による国際保健への貢献」と題したセミナーをウィーン国際会議場(VIC)で開催しました。我が国がCOPUOSの機会に「宇宙と持続可能な開発」をテーマとしたセミナーを開催するのは,昨年に続き2回目です。
 
濵田英彦次席による開会挨拶に続き,ナジブ・アルショバジWHO知識・倫理・研究部長,今岡啓治JAXA第一衛星利用ミッション本部地球観測研究センター研究領域リーダ,向井千秋JAXA有人宇宙ミッション本部宇宙医学研究センター長から,衛星からの情報や宇宙医学が,国際保健の課題解決に如何に貢献できるかについて講演を行い,活発な質疑応答が行われました。

本セミナーの司会を務めた堀川康外務省参与(COPUOS議長)は,総括として,宇宙技術及び研究が,今後,遠隔医療・疾病対策,食料安全保障等の分野でますます活用されることへの期待を示しつつ,ポスト2015年開発アジェンダや持続可能な開発目標(SDGs)の検討プロセスにCOPUOSが貢献していくことの重要性を述べました。
 
セミナー開催後,小澤俊朗大使主催によるレセプションを開催しました。