国連安保理決議第2231号に基づくイランにおける検証及び監視に関する事務局長報告に係るIAEA特別理事会:ステートメント(北野充大使)
平成28年1月19日
1 1月16日に発出された,国連安保理決議第2231号に基づくイランにおける検証及び監視に関する事務局長報告(GOV/2016/1)に留意するとともに,同報告書の発出に伴い,JCPOAの下での「履行の日」を迎えたことを歓迎する。同報告書作成のための検証に関するIAEA事務局の多大な努力,ヴァルヨランタ事務局次長による詳細な技術ブリーフィング及びJCPOAの下でのEU3+3とイランの尽力を多とする。
2 国際的不拡散体制の強化と中東地域の平和と安定のため,引き続きJCPOAが着実に履行されることを強く期待しており,我が国としてもその履行を積極的に支援していく。また,イランによる追加議定書や改訂補助取決めコード3.1及びJCPOAに基づくその他のコミットメントの着実な実施をIAEAが監視・検証することが非常に重要である。
3 JCPOAに関する検証・査察等,今後一層重要となるIAEAの活動を国際社会が支援していく必要があり,我が国としても,JCPOAの着実な実施に向けた協力を惜しまない。IAEAが十分なリソースを切れ目なく確保することは極めて重要であり,合意形成のために尽力した各国を始め,できるだけ多くの加盟国が積極的に支援することを期待する。我が国としても,今後必要な支援を具体的に検討したい。また,2017年以降の関連予算の割り当てについては,加盟国と事務局の間で引き続き緊密に協議し、予見可能性を高める合意が早期になされることが重要。
4 JCPOAの完全な実施により,将来にわたりイランにおける原子力計画の専ら平和的な性質(exclusively peaceful nature of Iran’s nuclear programme)が確保されることが重要。今後もIAEA事務局からの履行状況に係る報告を基に,理事会において適切に取り扱われることを期待する。
5 また,この機会に1月6日に行われた北朝鮮による4回目となる核実験について触れたい。我が国を含む国際社会は,累次にわたり,北朝鮮に対し,関連の国連安保理決議,六者会合共同声明及びIAEA決議の完全な遵守を求め,核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行為を決して行わないよう繰り返し強く求めてきた。こうした中,北朝鮮が核実験を強行したことは,北東アジア及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものであり断じて容認できない。我が国は,北朝鮮に対して厳重に抗議し,断固として非難する。
2 国際的不拡散体制の強化と中東地域の平和と安定のため,引き続きJCPOAが着実に履行されることを強く期待しており,我が国としてもその履行を積極的に支援していく。また,イランによる追加議定書や改訂補助取決めコード3.1及びJCPOAに基づくその他のコミットメントの着実な実施をIAEAが監視・検証することが非常に重要である。
3 JCPOAに関する検証・査察等,今後一層重要となるIAEAの活動を国際社会が支援していく必要があり,我が国としても,JCPOAの着実な実施に向けた協力を惜しまない。IAEAが十分なリソースを切れ目なく確保することは極めて重要であり,合意形成のために尽力した各国を始め,できるだけ多くの加盟国が積極的に支援することを期待する。我が国としても,今後必要な支援を具体的に検討したい。また,2017年以降の関連予算の割り当てについては,加盟国と事務局の間で引き続き緊密に協議し、予見可能性を高める合意が早期になされることが重要。
4 JCPOAの完全な実施により,将来にわたりイランにおける原子力計画の専ら平和的な性質(exclusively peaceful nature of Iran’s nuclear programme)が確保されることが重要。今後もIAEA事務局からの履行状況に係る報告を基に,理事会において適切に取り扱われることを期待する。
5 また,この機会に1月6日に行われた北朝鮮による4回目となる核実験について触れたい。我が国を含む国際社会は,累次にわたり,北朝鮮に対し,関連の国連安保理決議,六者会合共同声明及びIAEA決議の完全な遵守を求め,核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行為を決して行わないよう繰り返し強く求めてきた。こうした中,北朝鮮が核実験を強行したことは,北東アジア及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものであり断じて容認できない。我が国は,北朝鮮に対して厳重に抗議し,断固として非難する。