人間の安全保障に関するパネルディスカッションの共催

平成27年5月11日
5月11日,当代表部は,「国際社会および国連システムの優先分野に対する人間の安全保障アプローチの適用とその貢献」と題した人間の安全保障に関するパネルディスカッションを,国連人間の安全保障ユニット,当地オーストリア政府代表部,国連工業開発機関(UNIDO)とともに共催しました。

 
開会セッションで,当代表部の三宅史人公使参事官は,国連人間の安全保障ユニットがこの事業を企画したことを評価するとともに,人間の安全保障に関する認識や理解を深める重要な機会である旨述べました。

 
日本は,外交政策の柱の一つとして人間の安全保障を促進してきています。本年2月に閣議決定された日本の開発協力の新たな指針である開発協力大綱もその一つであり,人間の安全保障が日本の開発協力の根本にある指導理念として明確に位置づけられています。 日本の開発協力においては,人間一人ひとり,特に脆弱な立場に置かれやすい子ども,女性,障害者,高齢者,難民・国内避難民,少数民族・先住民族等に焦点を当て,その保護と能力強化を通じて,人間の安全保障の実現に向けた協力を行っています。
 

国連人間の安全保障基金は,人間の安全保障を促進する取り組みの主要な財源であり,当パネルディスカッションでは,エジプトおよびタジキスタンからのパネリストが,この基金の支援による事業の成功を報告しました。

 

我が国ステートメント


人間の安全保障(外務省ホームページ)


開発協力大綱(外務省ホームページ)