11月30日~12月3日,UNIDO第16会期総会が開催され,北野大使が日本政府代表ステートメントを行いました

平成27年12月2日
北野大使ステートメントにおいては,主に以下の点を伝えました。

 
(1) 2030アジェンダ目標9にISID(持続的且つ包摂的な産業開発)が位置付けられたことやドナーとの連携強化等,UNIDOが2013年総会以降行った各種取組を評価。


(2) 外務省の国際機関等に対する拠出の評価において,UNIDOがA評定を得たことを評価。


(3) 大使自身が本年3月に行ったエチオピア・ケニア出張で把握したUNIDOの強み((1)民間セクター支援機能,(2)ドナー国の有する技術・ノウハウの活用におけるプラットフォーム機能,(3)裨益国のキーセクター支援機能)。


(4) 我が国のUNIDOを通じたアフリカ支援(女性・若者の雇用創出),気候変動・エネルギー・環境分野における支援事業を紹介。来年のTICADVIの成功に向けたUNIDOの積極的な関与を要請。


(5) UNIDOと日本の民間セクター間の協力推進を引き続き重視しており,日UNIDO官民協力対話の開始を歓迎。UNIDO事業における日本企業技術・ノウハウの更なる活用を期待。


(6) 2030アジェンダ目標9の実施に向け,フィールド体制の最適化や他国際機関とのシナジー創出,国別連携事業における地域バランス,透明性の向上等を通じ,既存のリソースを最大限効率的に活用することを要請。


(7) UNIDOが2030アジェンダやリマ宣言を実現できるよう,日本は最大拠出国として引き続き建設的に支援。