平成28年度補正予算によるCTBTOへの拠出決定及び記念式典の開催について

2017/2/23
1.日本政府は,平成28年度補正予算により,CTBTOに対し約240万米ドルの拠出を行うことを決定しました。
 
2.これは,昨年1月及び9月の北朝鮮による核実験の実施並びに9月のCTBTOの国際監視制度(IMS)整備の推進を奨励した国連安保理決議の採択を受けたもので,具体的な内容は以下の3項目です。
  • 核実験時の検知能力の向上に資するための可搬式希ガス観測装置の整備
  • 実験の有無判定時に必要となる放射性キセノンの検知精度向上に資するための通常時の放射性キセノン観測の実施
  • 核実験時のデータ解析・評価の迅速化に資するためのソフトウェアの開発のための専門家の雇用
 
3.2月23日,CTBTO事務局において,フランチェスキCTBTO準備委員会議長(パナマ代表部大使)同席のもと,本件拠出決定を記念する式典が開催され,北野充在ウィーン国際機関日本政府代表部大使とゼルボCTBTO事務局長との間で,関係の書簡の交換が行われました。
 
4.北野大使は,CTBTOの検証体制は過去5回行われた北朝鮮の核実験を全て検知しており,そのたびにその有効性と国際社会への貢献が証明されていると述べました。また,今回の拠出は核実験の検知能力を更に高めるものであり,CTBTOの検証体制の強化に貢献することを期待する旨述べました。
 
5.これに対し,ゼルボCTBTO事務局長は,我が国の過去最大規模となる支援に心から感謝するとともに,CTBTの発効に向けて引き続き我が国と密接に協力していきたい旨述べました。