武藤経済産業大臣とグロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長との会談

令和7年2月20日

       



2月20日(木曜日)、武藤経済産業大臣は、国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長と会談を行いました。会談では、ALPS処理水の海洋放出を含む廃炉への協力や、原子力エネルギーの利用にかかるIAEAとの連携強化等について議論が行われました。

ALPS処理水の海洋放出を含む廃炉への協力

武藤経済産業大臣から、ALPS処理水の海洋放出について、IAEAの枠組みの下での追加的モニタリングを含め、独立した立場からのモニタリングやレビューの継続的な実施及びその結果の透明性高い情報発信などの取組に謝意を表しました。また、引き続き、ALPS処理水の海洋放出を含め、安全かつ着実に、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に取り組んでいく旨を述べました。
これに対して、グロッシー事務局長は、IAEAとして引き続き、日本の取組に協力していく旨を述べました。
 
原子力エネルギーの利用にかかるIAEAとの連携強化

加えて、武藤経済産業大臣から、今週閣議決定した第7次エネルギー基本計画において、電力需要増加に見合った脱炭素電源を確保するため、再生可能エネルギーとともに原子力エネルギーの最大限活用やIAEAとの連携強化を明記したことを説明し、継続的な協力を依頼しました。
これに対して、グロッシー事務局長は、IAEAとして引き続き、我が国における原子力エネルギーの利用に協力していく旨を述べました。