UNIDOを通じたカリコム14か国に対する無償資金協力「カリブ共同体諸国における産業開発及び技術移転計画(UNIDO連携)」の実施

令和6年12月14日
日本政府は、国際連合工業開発機関(UNIDO)と連携し、カリブ共同体諸国における産業開発及び技術移転事業を実施します。これは、カリコム14か国対するUNIDOを通じた無償資金協力として実施するものです。
 
 
 
12月16日、東京において、日・カリコム外相会合に引き続き、岩屋毅外務大臣及びカリブ共同体(カリコム)諸国の外務大臣等の立ち会いの下、石月英雄外務省国際協力局長と足立文緒国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所長(Head, United Nations Industrial Development Organization, Investment and Technology Promotion Office, Tokyo)との間で、供与額7.3億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
 
この協力は、カリコム諸国において、水、農業ビジネス分野等における日本企業の技術を活用した機材供与、投資担当官招へい、及び産業分野における技術協力を行うことにより、日本及びUNIDOの知見を活用した開発課題対処と産業多角化推進を図り、もってカリコム諸国の脆弱性克服に寄与することが期待されます。
 
我が国は、日本の対カリコム政策の第一の柱として「小島嶼国特有の脆弱性克服を含む持続的な発展に向けた協力」を実施していくことを表明しており、この協力は、その一環として位置づけられるものです。我が国とUNIDOは、開発協力を通じたSDGsの推進で緊密に協力しています。UNIDOが持つ技術と知見で、本件事業を着実に実施していくことを期待します。