第61会期麻薬委員会の開催について

平成30年3月16日
1  3月12日から16日まで、ウィーンにおいて第61会期麻薬委員会(CND)が開催され、世界の薬物問題の現状及びこれに対する国際社会の取組等について議論が行われました。
 
2  今会期の麻薬委員会においては、2009年の麻薬委員会で採択された政治宣言及び行動計画のターゲット年である2019年の第62会期麻薬委員会で開催される予定のハイレベル(閣僚級)セグメントの準備をより進めるべく議論が行われた他、違法薬物からの児童の保護、合成オピオイド危機に対する国際協力、代替開発の推進、薬物分析機関への支援等に関する議論が行われ、合計10本の決議が採択されました。
 
4 会期の冒頭討論においては、我が国から、北野大使が、我が国の麻薬問題に対する取組やUNODCを通じた貢献についてステートメントを行い、続いて行われたUNODCの行財政に関する討論においては、柳公使が、我が国の考えにつきステートメントを行いました。
 
5今会期には各国からハイレベルを含めた1000名以上の参加があり、100以上のサイドイベントが開催され、会議は盛況のうちに終了しました(なお、我が国が、UNODCやロシア他と共催した「西・中央アジアにおける麻薬対策のための法執行機関の能力強化」に関するサイドイベントの様子についてはこちら。)。