引原大使が「福島第一原子力発電所の廃炉に係るIAEAレビューミッション(派遣団)」受入れに関する取決めに署名しました

令和3年6月28日
1.6月28日、引原大使が、「東電福島第一原子力発電所の廃炉に係るIAEA派遣団」受入れに関する取決めについて、チュダコフIAEA事務次長との間で署名を行いました。
 
2.本IAEA派遣団は、我が国からの要請に基づいてIAEAが派遣団を派遣し、東電福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取組や、直面している課題等について、評価及び助言を受けるものです。これまでに4回の評価及び助言を含む報告書を受領しており、今回で5回目の派遣となります。
 
(参考)東電福島第一原子力発電所の廃炉に係るIAEA派遣団について
 東京電力(株)福島第一原子力発電所では、令和元年12月に改訂された「東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づき、廃炉に向けた取組が進められています。この廃炉に向けた取組や、直面している課題等については、日本からの要請に基づいてIAEA派遣団を派遣し、これまでに4回(第1回:平成25年4月、第2回:平成25年11月、第3回:平成27年2月、第4回:平成30年11月)の評価及び助言を受けているところです。
 今回の第5回IAEA派遣団は経済産業省資源エネルギー庁、東京電力等の関係者との会合、福島第一原子力発電所への訪問・視察を行い、最終日にはレビュー結果の概要が公表される予定です。日程やレビューの詳細については、日本政府とIAEAの間で調整がなされます。
 なお、ALPS処理水放出に係る安全性に関するレビューは、別途IAEAにより実施される予定です。