木原誠二外務副大臣の当地来訪における北野ウィーン代大使主催IAEAレセプションの開催(概要)

平成28年6月14日
1.6月13日、木原誠二外務副大臣の当地来訪の機会に、ウィーン国際センター(VIC)において、北野ウィーン代大使主催のIAEAレセプションが行われました。同レセプションには、木原副大臣、当地の各国代表部大使、天野事務局長をはじめとしたIAEAの幹部職員など約70人が参加しました。
 
2.同イベントでは、冒頭に北野大使の挨拶が行われたのち、木原副大臣によるスピーチが行われました。木原副大臣からは、我が国がIAEAによる核不拡散、原子力安全・セキュリティ、及び原子力技術の平和的利用推進における活動を極めて重視している旨述べるとともに、本年我が国が議長国を務めるG7プロセスを含む様々な国際的な機会において、IAEAの活動をハイライトしてきており、特に、天野事務局長の掲げる「平和と開発のための原子力」の取組を強く支援する旨述べました。
 
3.続いて、天野事務局長によるスピーチが行われました。天野事務局長からは、IAEA発足以来60年の国際社会への貢献を振り返り、これまでの加盟国の強い支援と事務局職員の献身に対する謝意が述べられました。また、イランの核問題や持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた新たな取組など、現在及び未来においてIAEAが重視すべき大きな国際課題に言及し、これら課題にIAEAとして継続的に対処するため、加盟国の支持を得つつ、引き続き必要なリーダーシップを発揮していく用意がある旨述べました。