原子力の平和的利用に係るシンポジウムの開催
平成27年2月24日


2月24日,当代表部と当地ブラジル代表部の共催で、原子力の平和的利用に係るシンポジウム‘Peaceful Uses of Nuclear Science and Technology: toward the 2015 NPT review conference and beyond’を開催致しました。
本シンポジウムは,2015年核不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けて,NPTの3本柱の1つである原子力の平和的利用の重要性に焦点を当てると共に,ポスト2015開発課題の採択やCOP21での新たな気候変動枠組みの策定を見据えて,開発や環境分野での原子力技術の役割についての理解を促進することを目的として開催されました。
北野大使は,開会挨拶の中で,様々なグローバル課題の解決において「原子力科学・技術は固有かつ重要な役割を果たしうる」が,「残念ながら,これらの側面は十分に知られておらず」,本シンポジウムは「原子力技術の持つ幅広い応用可能性についての理解を深める」ことを目的としている旨述べました。また,北野大使は,原子力科学・技術の平和的利用におけるIAEAの役割の重要性,特に近年の多大な努力に触れた上で,「今後ともこの機運を維持すべき」旨述べました。
シンポジウムには,当地外交団や国際原子力機関(IAEA)の関係者,並びに有識者が登壇し,第1セッションでは,NPTや他のグローバル課題の文脈の中で,如何にして原子力科学・技術の平和的利用を促進するかについて,また第2セッション以降では,保健・医療・栄養,食糧・農業,水・環境,及びエネルギーの分野における原子力利用について,活発に議論を行いました。議論の中では,多くの登壇者から,原子力の平和的利用に対する強い期待が示されました。
閉会挨拶にて,北野大使は,本シンポジウムでの議論から「原子力科学・技術に対するアクセスの拡充,原子力技術の応用範囲の拡充,原子力安全・放射線防護の拡充」の3つの必要性を感じた旨述べました。
プログラム
北野充大使挨拶(開会/閉会)
本シンポジウムは,2015年核不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けて,NPTの3本柱の1つである原子力の平和的利用の重要性に焦点を当てると共に,ポスト2015開発課題の採択やCOP21での新たな気候変動枠組みの策定を見据えて,開発や環境分野での原子力技術の役割についての理解を促進することを目的として開催されました。
北野大使は,開会挨拶の中で,様々なグローバル課題の解決において「原子力科学・技術は固有かつ重要な役割を果たしうる」が,「残念ながら,これらの側面は十分に知られておらず」,本シンポジウムは「原子力技術の持つ幅広い応用可能性についての理解を深める」ことを目的としている旨述べました。また,北野大使は,原子力科学・技術の平和的利用におけるIAEAの役割の重要性,特に近年の多大な努力に触れた上で,「今後ともこの機運を維持すべき」旨述べました。
シンポジウムには,当地外交団や国際原子力機関(IAEA)の関係者,並びに有識者が登壇し,第1セッションでは,NPTや他のグローバル課題の文脈の中で,如何にして原子力科学・技術の平和的利用を促進するかについて,また第2セッション以降では,保健・医療・栄養,食糧・農業,水・環境,及びエネルギーの分野における原子力利用について,活発に議論を行いました。議論の中では,多くの登壇者から,原子力の平和的利用に対する強い期待が示されました。
閉会挨拶にて,北野大使は,本シンポジウムでの議論から「原子力科学・技術に対するアクセスの拡充,原子力技術の応用範囲の拡充,原子力安全・放射線防護の拡充」の3つの必要性を感じた旨述べました。
プログラム
北野充大使挨拶(開会/閉会)





