アフリカ、中南米カリブ、アジア大洋州、及び欧州地域の5つのIAEA技術協力プロジェクトへ合計約75万米ドルの拠出を表明

平成28年3月8日
3月8日,日本政府は、アフリカ、中南米カリブ、アジア大洋州、及び欧州地域における5つのIAEA技術協力地域プロジェクトに対して、IAEA平和利用イニシアティブ(PUIから計75.1万ドルの拠出を表明しました。この拠出表明は、3月8日、国際原子力機関(IAEA)の理事会にて、当代表部北野充特命全権大使により行われました。
 
日本が今回支援を決定したプロジェクト及び拠出額は以下のとおりです。
 
(アフリカ)
「放射線医療における地域の人材及び治療の能力構築強化(AFRA*プロジェクト)」-19.5万米ドル
 
(中南米カリブ)
「放射線医療に対する包括的なアプローチのための人材能力構築支援 (ARCAL**プロジェクト)」-27.5万米ドル
 
(アジア大洋州)
「アジアにおける獣医薬残余物や関連化学汚染物質の制御のための食糧安全研究所の強化及びネットワーク構築 」-8.8万米ドル
「ARASIA***加盟国における塩過剰土壌やかん水を用いた作物・バイオマス生産の強化及び土地・水質の劣化防止」-3.6万米ドル
 
(欧州)
「ヤブ蚊に対する遺伝制御プログラムの構築」-15.7万米ドル
 
日本はIAEAが推進する「平和と開発のための原子力」を強く支持しています。引き続きIAEA及びこれら地域の国々と緊密に協議をしながら技術協力プロジェクトを支援していきます。
 
*AFRA: 原子力科学技術に関する研究、開発及び訓練のためのアフリカ地域協力協定(African Regional Cooperative Agreement for Research, Development and Training Related to Nuclear Science and Technology)
 
 **ARCAL: 原子力科学技術の推進のための中南米カリブ地域協力協定(Regional Cooperative Agreement for the Promotion of Nuclear Science and Technology in Latin America and the Caribbean)
 
***ARASIA: 原子力科学技術に関する研究、開発及び訓練のためのアジアのアラブ諸国協力協定(The Cooperative Agreement for Arab States in Asia for Research, Development and Training related to Nuclear Science and Technology)


Photos: IAEA project RAF/6/045