北野大使が「福島第一原子力発電所の廃炉に係るIAEAレビューミッション(調査団)」受け入れに関する取決めに署名しました

平成30年9月18日
1.9月18日、北野大使が、「福島第一原子力発電所の廃炉に係るIAEAレビューミッション(調査団)」受入れに関する取決めの署名式に出席し、チュダコフIAEA事務次長との間で同取決めについて署名を行いました。
 
2.本ミッションは、我が国からの要請に基づいてIAEAが調査団を派遣し、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取組や、直面している課題等について、評価及び助言を受けるものです。これまでに3回の評価及び助言を受けており、今回で4回目の派遣となります。同ミッションは、11月5日から13日に日本に派遣される予定です。
 
3.北野大使からは、「福島第一原子力発電所の廃炉は世界の教訓となっており,適切に進めていくためには、IAEAと緊密に協力していくことが重要。前回レビューからの進捗,今後の取り組み等に対して,IAEAの専門的な知見から助言をいただきたい。」旨、発言しました。
 
(参考)廃炉レビューミッションについて
東京電力(株)福島第一原子力発電所では、平成29年9月に改訂された「東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づき、廃炉に向けた取組が進められています。この廃炉に向けた取組や、直面している課題等については、日本からの要請に基づいてIAEAがレビューミッション(調査団)を派遣し、これまでに3回(第1回:平成25年4月、第2回:平成25年11月、第3回:平成27年2月)の評価及び助言を受けているところです。
今回の第4回ミッションにおいて、調査団は経済産業省資源エネルギー庁、東京電力等の関係者との会合、福島第一原子力発電所の現地調査を行い、最終日にはレビュー結果の概要が公表される予定です。